ダメなことを知れば、成長期の子供の身長を伸ばす方法がわかる?

身長を伸ばしたい成長期の子供が実践したらダメなことを知れば、その逆の方法を行えば、身長を伸ばす方法だということ。
この逆転の発想から考えられる、子供の身長を伸ばす際に本当に実践すべき方法と基本知識を紹介します。
思春期や成長期に突入しているのなら、今すぐに実践しないとあっという間に身長が止まってしまいますので、ぜひ気をつけてください。
目次
成長期の子供は慢性的に睡眠時間が不足すると成長ホルモンの分泌量が減少する
成長期や思春期の時期に子供の身長が急激に伸びるのは、成長ホルモンが骨の骨端線に作用して、細胞分裂を促進してくれるから。
そのためにも、成長期にはいかに大量の成長ホルモンを分泌できるのかということが非常に大切です。
成長ホルモンが、最も大量に分泌されるタイミングが睡眠時間。
だからこそ、睡眠時間をしっかり確保することが、成長期の身長を伸ばす際に、最も重要なことだと言われています。
でもここ最近の子供は幼少期から慢性的な睡眠不足の状態が続いており、成長期にも同様の睡眠習慣で過ごしてしまうことが多く、結果として成長ホルモンの分泌量が減少することに。
急に睡眠習慣を改善するのは難しいかもしれませんが、どこかのタイミングで切り替えないと、いつまでもダラダラとそのままで過ごしてしまいます。
そして気付いた時には、骨の骨端線が閉鎖して成長期が終わってしまうなんてこともありますので、本当に意識的に改善すべき話。
睡眠習慣を改善する方法は、まず早起きから始めること。
そうすれば自然に夜は眠くなりますし、寝付きが悪い場合には、昼間に身体を動かしたり、運動を行えば、自然と眠気が襲ってきますので、成長期にはしっかり改善するようにしましょう。
また夜寝る時間も、一気に1時間や2時間早めるのではなく、20〜30分早めて体を慣らしつつ、また20〜30分早める。
そうやって徐々に体を慣らしていくと、寝る時間を早くすることができますので、非常におすすめです。
インスタント食品や冷凍食品などの加工食品ばかりを食べないこと。
子供は濃い味付けが好きだったり、手間なく簡単に食べられるので、インスタントラーメンやカップ焼きそばなどの食品が大好きだったりします。
さらに忙しいお母さんは、冷凍食品や加工食品、スーパーの出来合いの揚げ物などを普段から、食卓に並べているかもしれません。
これらの食品は手軽に美味しいというメリットはありますが、しかし美味しく感じるのは、そういった味付けがされているから。
調理の過程で成長に必要になる栄養素の多くが消失し、脂肪分とカロリーばかりの食べ物になってしまっています。
それを子供が食べ続けたらどうなるのか?
これは非常に簡単で、肥満体型やぽっちゃり体型のきっかけになりますし、成長に必要な栄養成分が不足し、ドロドロ血液や高血圧のきっかけにもなるでしょう。
その結果、身長が伸びないだけではなく、生活習慣病等の健康被害の原因にもなり、健やかな成長を阻害することに。
さらにこれらの加工食品には、リン酸塩が大量に含まれていることも問題に。
実はリン酸塩の過剰摂取は、骨内に吸収したカルシウムを体外に排出させる要因になることがわかっていますので、カルシウム不足のきっかけになってしまいます。
日本人はカルシウムなどのミネラル類が不足しがちですし、骨の健康にはカルシウム摂取量が非常に大切ですので、過剰摂取にはくれぐれも気をつけましょう。
カルシウムの摂取量で、子供の身長の伸びが変わるのは大きな間違い
多くの日本人が誤解していることに、幼少期からカルシウムをしっかり摂取していれば、子供の身長が伸びるという点があります。
だから小さな子供にも牛乳を飲ませなければならないとか、少しくらいお腹が下っても牛乳が成長に役立つというのは、非常に間違っている状態。
確かに健康で丈夫な骨を作るためには、カルシウムの摂取量は重要ですし、幼少期のカルシウム摂取量は、将来的な骨粗しょう症のリスクを軽減させます。
しかしカルシウムはあくまでも骨の強化に役立つ栄養成分なので、カルシウムをしっかり摂取しても、子供の骨が効率的に伸びるということはありません。
それなのにお腹が下る子供に牛乳を飲ませ続けると、本来は腸で吸収すべき栄養成分を吸収できずに、体外に排泄してしまうことに。
それではせっかく食事でどんなに成長に役立つ栄養成分を摂取しても、全く意味がない状態になります。
このことをしっかり理解しておくことが大切ですし、牛乳でお腹が下る子供はヨーグルトやチーズなら、乳糖不耐症を起こさずに、より効率的にカルシウムやタンパク質を摂取できるはず。
栄養面でも健康面でも、同じ乳製品なら、牛乳以外のものを摂取することをおすすめしますので、健康面も踏まえて、しっかり考えてあげましょう。
子供の身長を伸ばすためには、カルシウムではなくタンパク質をしっかり摂取することが基本。
そのことを間違えずに、成長期には特にタンパク質摂取量を意識した食生活で過ごすことが大切です。
肥満体型やぽっちゃり体型は早熟化を促進し、身長が伸びる期間が短くなる。
子供の頃から肥満体型やぽっちゃり体型で過ごしていると、健康の問題があるだけではなく、成長期の到来にも大きな影響を与えます。
実は成長期の到来には、体内で分泌されている性ホルモンの分泌量が非常に重要なポイント。
分泌された性ホルモンが一定量になると、それをきっかけに性成熟が進み、成長期に突入することに。
だから幼少期からできるだけ性ホルモンの分泌量を抑制することが大切ですが、実は子供の体型が性ホルモンの分泌量に大きな影響を与えています。
それが脂肪細胞が性ホルモンの最大の受容体であるということ。
わかりやすく言えば、肥満体型やぽっちゃり体型だと、性ホルモンの分泌量が増えて、早熟傾向が強まってしまうということです。
早熟な子供の場合、性成熟が早まり、成長期の到来時期も早まってしまい、その分だけ早く成長期が終わってしまうことに。
成長期の終わりは子供の身長が伸びる時期が終わるということですので、その時期が早くなればなるほど、子供の身長が伸びにくい状態に。
身長が伸びる期間が短いことで、最終身長には大きな違いがあります。
仮に1年ほど成長期の到来が早くなると、5〜6cmも身長が伸びないということですので、早熟が子供にとってメリットがないことだということは、よく分かるでしょう。
幼少期の肥満体型やぽっちゃり体型は、明らかに食事量が多すぎるか、食べている物の質が悪いということの影響を受けていますので、その点をしっかり改善してください。
また運動量が少なすぎることも、ぽっちゃり体型の要因ですので、身体を動かす機会を増やしたり、外遊びを取り入れるなど、消費カロリーを増やすことも大切。
子供の肥満体型は、全くメリットがありませんので、できるだけ小さな時期にしっかりと改善させてあげましょう。
基礎知識として、骨端線が残っているタイミングしか身長が伸びないことを理解しよう
これは身長を伸ばしたい子供やお母さんがしっかりと理解しなければならないことですが、成長期の終わりは骨端線の閉鎖を意味しています。
骨端線とは子供の骨にしかないもので、骨の両端部分にある軟骨細胞のこと。
この骨端線の軟骨細胞が細胞分裂をくり返すことで、子供の骨が伸びて身長が伸びることに繋がります。
だから骨端線が閉鎖したタイミングで、子供の身長を伸ばそうと努力をしても全く意味がありません。
骨端線が閉鎖する前のタイミングで、しかも成長期が到来した初期にしっかりと身長を伸ばすことを意識した生活習慣で過ごすこと。
これが最も効率的に身長を伸ばすことができる方法です。
特に意識すべきなのは、実際にどの年齢で身長の伸びのピークが来ているのかということ。
男子は小学5年生から中学1年生の3年間、女子は小学3年生から小学5年生までの3年間が身長の伸びのピーク。
このタイミングを逃してしまうと、実は身長の伸びが鈍化しているなんてこともありますので、思っている以上に早いタイミングかもしれませんが、しっかり意識してあげましょう。
成長期は年々早くなっている傾向がありますので、まだまだ・・・と余裕を持って考えるのではなく、将来的なリスクを回避するためにも、しっかりサポートしてあげましょう。
【速報】NHK「所さん!大変ですよ」で身長サプリメントの特集が!
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まだまだ効果に疑問を持っている人が多い身長サプリメントの気になる効果とは?カラダアルファを飲ませている親御さんのインタビューもあります。
【追記】→番組の放送内容まとめ。
>>子供の身長を伸ばすには、普段の食事+サプリメントという考え方が大事!<<
小学生・中学生・高校生が普段の食事で摂取できない栄養素をしっかり配合!他のサプリメントとは摂取できる栄養素の量がぜんぜん違う!
