子供の身長を伸ばす食べ物や食事、実際に効果があるのかを紹介!

世の中には、子供の身長を伸ばす効果が高いと言われている食べ物や食事があります。
実際に子供の成長に、どのような効果があるのかを徹底検証して紹介。
成長期の子供は、栄養豊富な様々な食品をバランス良く摂取することが必要ですので、食材選びの参考にどうぞ!
目次
チーズと牛乳。どちらが効果的に子供の身長を伸ばせる?
子供の身長を伸ばすのに、乳製品が効果的だと考えられていますよね?
乳製品にも色々ありますが、その中でも昔から身長が伸びると言われているのが牛乳です。
身長を伸ばす際に必要な栄養素を摂取するという意味では、牛乳とチーズを比較するとどちらがより効果的なのか?
それぞれのメリットやデメリットも紹介しながら、牛乳とチーズを徹底比較したいと思います。
牛乳を飲んで身長を伸ばす場合のメリット、デメリットとは?
牛乳を飲むことで得られる一番のメリットは、なんと言ってもタンパク質とカルシウムを豊富に摂取できること。
コップ1杯の200mlの牛乳で、約6.8gのタンパク質と、227mgのカルシウムを摂取することができます。
成人男性で考えた場合には、1日に必要なタンパク質の13.6%、カルシウムの34.9%を摂取することができる量。
牛乳だけで全てを賄えるわけではありませんが、全く飲まないのと毎日飲むのとでは、摂取できるタンパク質やカルシウムの総量が大きく変わります。
ただ牛乳はチーズと比べると、鉄分とビタミンEが少なく、食物繊維に関しては全く含まれていないので、整腸作用は一切期待できません。
成長期の子供の場合には、食べることも大事ですが、同時に出すことも大事なので、そういった部分のメリットを得ることはできません。
牛乳のメリットとしては、食物の中では比較的カルシウムの吸収率が高く、摂取した40%ほどを体内に吸収できる部分。
それに、CCP(カゼインホスホペプチド)やラクトフェリンが含まれていることで、骨へのカルシウムの定着を促進する効果が期待できる部分です。
しかし、牛乳には大きなデメリットがあります。
それが牛乳を飲むと、いつもお腹が下ってしまう乳糖不耐症の症状を抱える子供が増えているという点。
乳糖不耐症は体質なので、牛乳を飲む訓練をしても、お腹が下る状況が大きく改善することはありません。
お腹が下ってしまうことで、摂取した栄養素も十分に体内に吸収できない内に体外に排出されてしまいます。
だから、乳糖不耐症の子供の場合には、無理して牛乳を飲ませるのは止めたほうが良いでしょう。
また乳牛に与えている成長ホルモンと抗生物質の問題もあります。
それらの成分が牛乳内に残留していることで、子供の健康被害を招くことも考えられますので、信頼できるメーカーの牛乳選びは必須。
副作用的な部分があることも理解した上で、子供には飲ませるようにしてください。
チーズを食べることで得られるメリットやデメリットは?
チーズは牛乳を煮詰めて作るので、牛乳に含まれている栄養素を効率的に摂取することができます。
チーズはその種類によって多少作り方が違いますが、殆どが牛乳を10分の1程度まで煮詰めますので、栄養素が凝縮されているのも当然ですよね。
しかもチーズを作る過程で、乳糖を除去することができるので、牛乳を飲むことで起こる乳糖不耐症の症状が出ないというメリットもあります。
牛乳が苦手な子供の場合には、乳製品を選ぶ際にはチーズにすることで、効率的に栄養成分を摂取することができます。
例えば、50gのゴーダチーズで摂取できるタンパク質は12.9g、カルシウムも340mgと豊富。
タンパク質は牛乳の4倍近く効率的に摂取することができますので、チーズにどれだけ豊富な栄養成分が含まれているのかがわかると思います。
ただゴーダチーズは味に癖があり、子供が食べられないこともありますので、癖の少ないプロセスチーズが良いかもしれません。
プロセスチーズやパルメザンチーズは、カルシウム含有量も多いので、カルシウムの摂取を促進するという意味でも効果的。
しかしチーズは、製造過程で塩分を追加しますので、選ぶチーズの種類によっては、塩分過多になる可能性もあります。
ゴーダチーズはモッツァレラチーズに比べると、塩分含有量の多い種類になりますので、総合的な判断が必須。
子供の塩分過多は、カルシウムの排泄を促進してしまいます。
せっかく摂取して、骨に定着させたカルシウムを体外に排出されてしまっては、摂取する意味がありません。
味付け時や他の食材との組み合わせもしっかり考えると良いでしょう。
子供に食べさせるなら、チーズの方が効率よく栄養摂取できる
牛乳とチーズの効果の前に、そもそもの話を少しだけ。
もしあなたが、牛乳のカルシウムに身長を伸ばす効果があると思っているのであれば、それは大きな間違いです。
カルシウムの効果は骨の強化ですので、どれだけ大量にカルシウムを摂取しても、骨を伸ばす効果はありません。
骨を伸ばすのは、カルシウムではなくタンパク質を構成するアミノ酸の効果。
タンパク質を豊富に含んだ食品を効率的に摂取することが、子供の身長を最も効率的に伸ばすことにつながります。
その点を踏まえると、牛乳の栄養素が濃縮されたチーズの方がタンパク質を豊富に摂取することができますし、発酵食品なので整腸作用も期待できます。
子供の健康を維持するという意味でも、無理に牛乳を飲まさずにチーズを食べさせた方が効率的。
ただしチーズには脂肪分が豊富に含まれていることで、食べ過ぎると肥満の原因にもなりかねない食品です。
その点を十分に理解した上で、適度な量に抑えるようにしましょう。
ヨーグルトはどうなのか?摂取できる栄養素で効果を検証
牛乳とチーズの違いはわかったけど、ヨーグルトはどうなの?と考える人もいらっしゃるでしょう。
ヨーグルトと牛乳では、実は摂取できる栄養素に大きな違いはありません。
ヨーグルトをつくる際には、牛乳に乳酸菌と砂糖を加えるだけなので、砂糖が入っているヨーグルトは、糖質の摂取量がアップします。
ちなみに、100gのヨーグルトに含まれる主な栄養素は、
- エネルギー…61kcal
- 炭水化物…4.66g
- 糖分…4.66g
- 脂肪…3.25g
- タンパク質…3.47g
- カルシウム…121mg
- マグネシウム…12mg
という感じですが、牛乳よりもヨーグルトがおすすめな理由があります。
ヨーグルトには、乳酸菌と乳酸菌の生成物を摂取することができるメリットがあるから。
どんな違いがあるのかを、もう少し詳しく説明したいと思います。
ヨーグルトと牛乳では、同じ栄養素がどう変わるのか?
ヨーグルトと牛乳の大きな違いのひとつに、乳糖不耐症に関する部分があります。
牛乳の乳糖は約4.5%、ヨーグルトの乳糖は3.5%なので、牛乳に比べると乳糖不耐症が起こりにくいという特徴はあります。
ただヨーグルトの方が下痢になりにくいというだけで、乳糖は含まれているので、まだ下痢になる人はいます。
しかし乳酸菌のサポートがあるので、多少はマシだと思えるレベルにはなるでしょう。
タンパク質も乳酸菌の作用で、アミノ酸まで分解されており、その含有量も牛乳の4倍になり、消化や吸収率が高まっていることはひとつのメリット。
カルシウムも単なるカルシウムでなく、乳酸と結合することで、乳酸カルシウムへに変化しているので、体内で吸収しやすい状態に。
不足しがちなビタミン類も増えており、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2がヨーグルトには含まれています。
乳酸菌の発酵効果で、牛乳に含まれている栄養素の分解が進み、体内に吸収しやすい形になっているのは、ヨーグルトの大きな特徴。
ただヨーグルトには、砂糖の多いものもありますし、どの商品を選ぶのかはしっかり考えてあげるようにしましょう。
ピーナッツは子供の身長を伸ばす際に重要な亜鉛が豊富
ピーナッツも子供の身長を伸ばす際に役立つ効果があると言われています。
ピーナッツが身長に効果的なのは、亜鉛を摂取することができるから。
さらにピーナッツには、成長期の子供に必要な栄養素も豊富に含まれていますので、積極的に食べるようにすると効果的。
ピーナッツを摂取することで、子供の身長にどのような影響があるのかを紹介します。
ピーナッツに含まれる亜鉛が身長を効果的に伸ばす!
ピーナッツが子供の身長を伸ばす際に、効果的な作用があるのは、亜鉛を摂取することができるから。
亜鉛は、骨を伸ばす際に必要になる栄養素のひとつ。
亜鉛が不足することで、様々なデメリットが起こることがわかっています。
- タンパク質をアミノ酸に分解できなくなる
- 味覚に影響が出て食欲が低下する
- 免疫力が低下して健康の悪化を招く
- カルシウムの吸収率が低下して骨粗しょう症の原因になる
亜鉛不足には、このようなデメリットがあると考えられています。
身長が高い人の体内では、身長が低い人よりも亜鉛濃度が高いことも研究結果でわかっていますので、亜鉛が不足しないようにするのが大切。
ピーナッツは食事ではなく、おやつとして手軽に食べることができるので、スナック菓子の代わりにおやつに食べさせるようにしましょう。
亜鉛の摂取源として非常に効果的なだけではなく、値段的も安く持ち運びも簡単なので、運動時の栄養補給にも役立ちます。
ピーナッツに含まれている亜鉛以外の栄養素も紹介します。
ピーナッツで摂取することができる栄養素とは?
ピーナッツには、骨の形成や成長に役立つ栄養素が豊富に含まれていますので、亜鉛以外も良いものばかり。
100gのピーナッツで摂取できるタンパク質の量は26.5g。
さらに、カルシウムが50mg、マグネシウムが200mgと骨の成長に必要な栄養素をしっかり摂取することができます。
でも脂質が多いのが気になりますが、ピーナッツの脂質は、不飽和脂肪酸が多いんです。だから脂質の含有量の割には、太りにくい特徴があります。
49gほどの脂質のうち、飽和脂肪酸が9g、不飽和脂肪酸が39g程だと言われています。
オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が多いので、コレステロール値を下げる効果も期待。
さらに渋皮まで食べることで、ダイエット効果も期待できてしまう秀逸な食品なので、成長期の子供のおやつには、ピーナッツがピッタリ。
成長期の骨端線がある状態で、ピーナッツを摂取しよう!
だからこそ、成長期の骨端線が残っているタイミングでピーナッツを食べることが大切。
骨の形成に役立つ栄養素も多く、亜鉛もしっかり含んでいることで、身長を伸ばす効果が期待できる。
その点については、子供の低身長の第一人者であるぬかたクリニックの額田先生もお墨付き。
元女子バレー選手の益子さんも、子供の頃から積極的にピーナッツを食べていたそうです。
でも大事なことは、ピーナッツだけで身長が伸びると思わないこと。
日本人の亜鉛摂取量は、WHOの考える推奨摂奨量の3分の2ほどしか摂取できていません。
研究データでは、亜鉛の濃度が高い方が身長が高くなることがわかっていまので、亜鉛を摂取することは、子供の身長を伸ばす際に非常に大切なこと。
スナック菓子や炭酸飲料、インスタント食品で空腹を紛らわすより良いでしょう。
しかもピーナッツなら、手間いらずでそのまま食べることもできる。これは忙しい主婦には、うれしいポイント。
ピーナッツをおやつに食べさせることを、小さな頃から習慣化すれば、メリットばかりなので、非常におすすめです。
鶏肉でタンパク質を摂取して身長を伸ばそう!
鶏肉を食べることで、子供の身長を伸ばす際に必要なタンパク質を豊富に摂取することができます。
しかも鶏肉には、タンパク質だけではなく、アルギニンも豊富に含まれていることで、子供の成長に役立つ効果が。
鶏肉を食べることで、子供の成長にどのような効果があるのかを徹底検証します。
鶏肉は身長を伸ばす際に重要なタンパク質を摂取できる
鶏肉と言えば、様々な味付けや調理方法で食べることができ、子供が好きなおかずのひとつだと思います。
そんな鶏肉の中でも、特に子供の身長を伸ばす際に役立つのが、ムネ肉やささ身。
100gあたり25gものタンパク質を摂取することができるのもうれしいポイントで、鶏肉のメリットと言えば、高タンパク低脂肪なところ。
成長に必要なタンパク質が豊富なのに、脂肪分が少なく、皮の部分を取り除くことで、カロリーを4割も抑えることができるんです。
だから少し体型が気になる子供でも、しっかり食べさせながらカロリーを抑える事ができて、非常に効果的。
鶏肉が牛肉や豚肉よりも子供におすすめな理由は?
鶏肉と牛肉や豚肉を比較すると、カロリーばかりに目が行きますが、他にも鶏肉がおすすめな理由があります。
実は鶏肉には、メチオニンが豊富に含まれていることで、肝臓機能を高めたり、脂肪肝を抑制したえり、毒素の排出を促進する効果が期待できます。
さらに、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸が豊富なことで、血中コレステロール値の抑制効果や血栓の予防効果も。
ビタミンAも豊富で、なんと豚肉の10倍も含まれており、骨の発育にも効果的です。
さらに手羽先を食べると、コラーゲンまで摂取することができ、子供の骨の成長の役立つ効果が期待できます。
このように牛肉や豚肉とは異なる栄養素が豊富なことで、子供の体を作る際の栄養源として、活用すべき理由が鶏肉にはあるんです。
鶏肉ばかり食べることが、子供の身長を伸ばす効果を高めるのかと言えば、それは違います。
鶏肉だけでは子供の身長は伸びないことを理解しよう。
やはりそういうことなんです。
子供の身長を伸ばす際に、これだけを食べていれば良いという特効薬のような食品はありません。
鶏肉も効果的ですが、鶏肉だけでは子供の成長に必要な全ての栄養素を摂取することは不可能。
骨を作るだけでも、タンパク質・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンD・ビタミンKという6つの栄養素が必要です。
さらに体が大きく成長するためには、筋肉や靭帯、血管や皮膚なども作らなければいけません。
そのすべての栄養素を鶏肉だけで、摂取することのは不可能ですよね?
野菜や果物なども必要ですし、タンパク質でも動物性だけではなく、大豆のような植物性のものも必要です。
様々な食品を食べることで、同じ栄養素でも効果的に作用して、より効率的に子供の身長を伸ばすことにつながります。
好き嫌いが多い子供や、少食の子供だと成長に必要な栄養素が、特に不足しがちです。
3食しっかり食べている子供でも、成長に必要なすべての栄養素を食事で摂取することは難しいんです。
そういったことを踏まえると、普段の食事で摂取できない栄養素を別のもので補う必要があると思いませんか?
その際に役立つのが、総合栄養バランス型のサプリメント。
成長期の10代専用に作られた、天然成分を原材料にしたものが、最も効果的に子供の身長に役立ちます。
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これは実際にチェックしてみるとわかることです。
身長サプリメントでもタンパク質が殆ど含まれておらず、カルシウムが中心のものがほとんど。
それでは子供の身長を伸ばす効果はありませんし、摂取できる栄養素も本当に微量なんです。
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高野豆腐は、アルギニン含有量や栄養素が豊富!
高野豆腐を成長期の子供が食べることで、身長を伸ばす効果が期待できます。
大豆食品の中でも、高野豆腐にはアルギニンや子供の成長に必要な栄養素が豊富に含まれています。
しかし高野豆腐の場合、調理方法と摂取量には注意が必要。
高野豆腐で子供の身長が伸びる理由とは?
高野豆腐には、様々な栄養素が豊富に含有されていますが、子供の骨を作る際に必要なカルシウムとマグネシウム、さらにはタンパク質も豊富。
チーズと同じくらいのリンが含まれていることで、より丈夫な骨や歯を作ることができます。
高野豆腐とは、豆腐を自然乾燥させた保存食なので、牛乳とチーズの関係のような感じ。
だから、豆腐よりもタンパク質や亜鉛の含有量は、7〜8倍にも増加しています。
さらにうれしいのが、成長ホルモンの分泌や合成に役立つアルギニンを高含有している部分。
実は100gの高野豆腐には、4100㎎ものアルギニンが含まれています。
これは子供の1日必要量に相当する量なので、ぜひ成長期の子供には食べさせてあげたい食材のひとつ。
ただ高野豆腐は、実際に食べる際に水で戻す必要があり、摂取量が増えてしまうので、その点は注意が必要です。
さらに言えば、調理による摂取カロリーにも注意が必要。
高野豆腐を食べる際に注意すべき摂取量と調理方法
高野豆腐、1つあたりで85kcal、100gあたりの摂取カロリーは528.9kcalとかなり高めになるので、摂取量には注意しましょう。
調理する際にフライパンに油を敷いて炒めると、その油分を全て吸収してしまい、より高カロリーな食材に変化。
高タンパク低脂肪の高野豆腐も、調理方法を誤るとダメなんです。
そんな高野豆腐のおすすめの調理方法は、小松菜と高野豆腐の煮浸し。
高野豆腐のビタミンEと小松菜のカルシウムが子供に成長役立ちますし、摂取カロリーも抑えることができるので、身長を伸ばしたいならおすすめ。
高野豆腐は、味が合わないとか食べ慣れないということで、子供が食べにくい食材。
しかし、調理方法などを工夫するなどして、大切な成長期の栄養源として活用してあげると良いでしょう。
高野豆腐に含まれているレジスタントプロテインとは?
高野豆腐は、タンパク質の中でも珍しいレジスタントプロテインを含有しています。
レジスタントプロテインとは、体内の消化酵素で分解されにくく、食物繊維のような生理機能を有するタンパク質のこと。
体内に入っても腸管で吸収されずに、食物繊維と同じような作用があります。
そのため、糖質の吸収を緩やかにしたり、悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増加させる効果も。
コレステロール調節作用があり、糖尿病の予防や改善効果があると論文発表も行われている健康に役立つ栄養素です。
高野豆腐は心筋梗塞や脳梗塞、動脈硬化や高血圧、高脂血症などの予防にも効果的であると考えられていますので、子供だけではなく、大人もしっかり摂取しましょう。
最近は、子供の肥満や生活習慣病の専門外来ができるなど、様々な疾患の低年齢化が進んでいますので、そういった意味でも健康増進にも役立ちます。
高野豆腐は、本当に役立つ効果が沢山あるので、成長期の子供には積極的に摂取させると良い食材です。
半年後、1年後に大きな違いになるので、高野豆腐の効果を信じて子供に食べさせるようにしましょう。
煮干しを食べると身長が伸びる?煮干しの効果と副作用。
煮干しも子供の身長を伸ばす効果のある食材のひとつと言われていますが、実際にどうなのでしょうか?
煮干しのように魚の骨まで食べることで、得られる栄養素とは?
子供の頃から魚をたくさん食べることで様々なメリットがありますので、お肉ばかりではなく煮干しも食べるようにしましょう。
煮干しを食べることで摂取できる栄養素とは?
煮干し100gあたりに含まれている栄養素は、
- カロリー…332kcal
- タンパク質…64.5g
- 脂質…6.2g
- ナトリウム…1,700mg
- カルシウム…2,200mg
- マグネシウム…230㎎
- 鉄分…18mg
- ビタミンB1…0.10㎎
- ビタミンB2… 0.10㎎
- ビタミンB6…0.28㎎
- ビタミンB12…41.3μg
- 葉酸…74μg
- パントテン酸…1.81㎎
- ビタミンD…720μg
- DHA…0.42g
- EPA…0.26g
細かく言えば、まだ多くの栄養素が含まれています。
煮干しには、カルシウムが豊富に含まれているという印象が強いと思いますが、実は注目すべきはタンパク質の含有量の多さ。
煮干しは乾物最強と言われるほど、タンパク質含有量の高い食品です。
タンパク質の含有量が65%ほどもある食材は、非常に珍しく、子供の身長を伸ばす際に役立つ効果が期待できます。
煮干しを沢山食べることの副作用やデメリットは?
煮干しは、高タンパク低脂肪の食材ですが、気になるのがナトリウムの含有量の多さで、高塩分食材だという部分で、100gあたり1,700mgの塩分が含まれてます。
最近では減塩タイプの煮干しもありますが、やはり塩分が含まれていますので大量摂取には注意は必要。
煮干しは、乾物最強の高タンパク質食材であり、最も高塩分な食材です。
1日あたりの塩分摂取量は、大人でも7g(女性)や8g(男性)なので、他の食事とのバランスも大切。
塩分過多は、むくみや高血圧を引き起こす原因となりますし、カルシウムの流出をまねく原因にもなり、身長を伸ばす上でもデメリットに。
煮干しと牛乳はどちらが身長を効率よく伸ばすことができるか?
牛乳と煮干しはカルシウム含有量が多いことで、身長を伸ばす効果が高いと言われてきましたが、煮干しと牛乳には大きな違いがあります。
牛乳には必須アミノ酸とビタミン類、ミネラル類を豊富に含んでいますが、乳糖不耐症という体質的に牛乳が飲めない人や脂肪分が多いために飲み過ぎには注意。
煮干しの方が、牛乳よりもタンパク質の含有量が多く、DHAやEPAも豊富に含んでいますので、血液サラサラ効果や骨を作る材料としての効果が期待できます。
そういった意味でも、身長を伸ばす際には、牛乳よりも煮干しの方が優れています。
鶏肉や豚足、大豆類などのアルギニンを豊富に含んでいる食材と煮干しをあわせて摂取することでさらに効果的。
成長ホルモンの合成や分泌が促進され、煮干しに含まれているタンパク質が骨を伸ばす際の原料として非常に役立ちます。
骨端線とアルギニンと成長ホルモン。
そこに煮干しの栄養分と骨への刺激(運動)を上手く掛け合わせることで、より効率的に子供の身長を伸ばすことができます。
煮干しは、おやつに食べさせるのが良いでしょう。
1日の適正な摂取量は30g程度。
煮干しをそのまま食べてもよいですし、煮干しの味が苦手な子供の場合には、お出しに煮干しを使うと良いでしょう。
スナック菓子よりも、煮干しやナッツ類をおやつに食べさせることで、子供の身長を伸ばす効率を高めることができます。
マシュマロ食べると身長が伸びる?でもデメリットだらけ
マシュマロを食べることで、身長を伸ばす効果があると言われていますが、本当でしょうか?
なぜマシュマロが身長を伸ばすのに効果的なのか?なぜそう言われるようになったのか?
どれだけの量のマシュマロを食べると効果があると言われているのかなど、マシュマロと身長の関係性について説明します。
マシュマロで身長が伸びると言われる理由は?
マシュマロを食べると大人でも身長が伸びる。
これは、2004年にTV番組で放送されたことが情報がきっかけ。
当時38歳だった女性が、マシュマロを食べただけで、身長が4cmも伸びたとTV放映されてから、一気にこの話が広がりました。
そもそもマシュマロにそんな効果があるのか?という部分もありますが、マシュマロの原材料のゼラチンの影響だと思います。
ゼラチンの大半はコラーゲン。
このコラーゲンが、骨を伸ばす際に必要だからなんですけど、コラーゲンは体内に吸収雨される際に分子量の大きさの関係でアミノ酸に分解されます。
でも、当時のTVが何度も特集を組んだので、コラーゲンが含まれているマシュマロには身長を伸ばす効果があるなんて噂が今も残っているんです。
マシュマロは大量に食べないとコラーゲンが摂取できない
マシュマロの原材料は、当然ながらコラーゲンだけではありません。
マシュマロの原材料は、砂糖、卵白、ゼラチン、水などで、コラーゲンの量は全体の3%程。
100gのマシュマロを食べてみも、コラーゲンはわずか3gしか摂取できないんです。
だから、骨を伸ばすのに必要なコラーゲンをマシュマロだけで摂取しようと考えたら、なんと毎日3kg(300個)ものマシュマロを食べ続けなければならないという無理な話。
当然ですが、コラーゲンの摂取源としては非常に非効率で、逆に砂糖の摂取源としてはかなり効率的なので、それだけ食べれば確実に太ります。
マシュマロ1つに含まれる砂糖は2gで、11個のマシュマロを食べてしまうと1日の砂糖の摂取量の上限を越えてしまいます。
もしも300個ものマシュマロを食べたらどうなるのか?これは考えたくない話で、肥満や虫歯、糖尿病などの生活習慣病を誘発するきっかけになることを認識しましょう。
マシュマロで身長を伸ばそうと思うのは間違い!
最初からわかっていたかもしれませんが、マシュマロのようなお菓子で子供の身長を伸ばそうと考えるのは大間違い。
コラーゲンは、体内に吸収される際にアミノ酸に分解されるという話をしましたよね?
しかし、アミノ酸に分解されたコラーゲンが、再度体内でコラーゲンに合成されるのかと言われればそれは別の話です。
アミノ酸として吸収されていますので、コラーゲンに関係なく、普通のアミノ酸として作用します。
分子量の大きさなども考えると、コラーゲンを摂取するよりも、タンパク質をそのまま摂取した方が効率的に骨の成長に役立てることができます。
やはりどう考えても、マシュマロを摂取する意味はなさそうです。
同じ食品であれば、鶏肉を食べた方がタンパク質の摂取源としては効果的。
鶏肉は100gで25gものタンパク質を摂取できますので、単純にマシュマロの8倍以上ですし、糖分などの心配もありません。
変な噂を信じて、子供の成長に役立たない、逆効果になるような方法を探したり、実践したりするのは止めましょう。
子供の身長が伸びる期間は本当に限られています。誤った情報に振り回されて、その時間を無駄にしないように注意してくださいね。
豆乳には、子供の身長を伸ばすのに役立つ栄養素が豊富
豆乳は牛乳に比べるとあまり馴染みがないかもしれませんが、子供の背を伸ばす際に役立つ栄養素を豊富に含んでいる飲み物です。
大豆が原材料の豆乳で、植物性タンパク質を摂取することで、成長に必要な栄養素を補うことができます。
豆乳と牛乳の違いや、豆乳を飲むことのメリットなど、豆乳と身長の関係性について紹介します。
豆乳で摂取できる栄養素が子供の背を伸ばす
豆乳の栄養素と言えば、やはり植物性タンパク質とカルシウム、マグネシウムなどです。
カルシウムとマグネシウムというふたつの栄養素は、骨の強化に役立つ成分なので、強い骨を作る際に作用します。
豆乳の原材料は、大豆ですよね?
大豆と言えば、畑のお肉とも呼ばれているほど、良質な植物性タンパク質を豊富に含んでいます。
さらに豆乳には、大豆のイソフラボンが豊富に含まれており、コップ1杯で1日の必要量を十分に摂取することが可能。
しかし豆乳にもいくつかの種類があり、その種類によって塩分濃度が違いますので、飲む際には注意が必要です。
調整豆乳の塩分量は172mg、無調整豆乳の塩分量は2.4mg。
調整豆乳ばかりを飲んでいることで、塩分過多になる可能性もありますので、出来る限り成分無調整豆乳を飲むようにしましょう。
豆乳と牛乳で摂取できる栄養素の種類の違いとは?
豆乳と牛乳では、摂取できるカルシウム量が大きく異なります。
無調整豆乳は、無脂肪牛乳と比較すると、カルシウムの含有量がわずか15%ほどしかなく、カルシウム摂取源としては、役不足。
カルシウムを摂取したいと考えた場合には、豆乳だけでは不足しますが、マグネシウムの含有量は、豆乳のほうが牛乳よりも3倍ほど多く摂取できます。
だから、骨へのカルシウム吸着率を高めるという意味では、豆乳を飲むことでも非常に高い効果が期待できます。
さらに、豆乳には鉄分が牛乳の10倍以上も多く含まれていますので、貧血予防にも優れているという特徴があります。
豆乳のタンパク質は、動物性ではなく植物性なので、脂肪分が少ないという特徴があり、カロリーを抑えることも可能。
豆乳と牛乳は別の飲み物として考えましょう。
子供に身長をどちらが効率的に伸ばせるか?ではなく、両方をバランス良く摂取することで、子供の身長を伸ばす効率を高めるようにしましょう。
豆乳には、成長ホルモンの分泌量を増やす効果も期待できる
豆乳には、牛乳よりも多い量のトリプトファンが含まれています。
トリプトファンは、セロトニンの原材料になるものでセロトニンは、睡眠ホルモンのメラトニンへと変化。
メラトニンがしっかり分泌されることは、良質な睡眠に繋がり、成長ホルモンの分泌量と質を向上させる効果が期待できます。
成長期の子供の身長を伸ばす一番の要因は、成長ホルモンの分子量なので、トリプトファンが摂取できる豆乳は非常に効果的。
また豆乳に含まれている良質なタンパク質は、成長ホルモンを作る際の原料としても使われます。
豆乳には成長ホルモンの材料と、分泌を促進する効果の両方が期待できるので、子供の身長を伸ばす際には、非常に効果的です。
豆乳の味が苦手なお子さんなら、きな粉豆乳やバナナ豆乳に味を変えることで、飲みやすくなり成長に必要な栄養素の量もアップ。
特にきな粉豆乳にすることで、タンパク質の摂取量が増加しますので、非常におすすめの飲み方。
先ほども少しお伝えしましたが、牛乳が良いとか、豆乳が良いのかという話ではなく、組み合わせて飲むのが良いでしょう。
しかし、子供が乳糖不耐症の場合には、牛乳ではなく豆乳をメインに活用することで、効果的に身長を伸ばすことができますので、様子を見ながら決めるようにしましょう。
ちなみに乳糖不耐症とは、牛乳を飲むとお腹が下ってしまうのが主な症状で、体質的なものなので、克服できると考えずに、豆乳やチーズなので代替するのが良いでしょう。
バナナで身長が伸びるか?摂取できる栄養素で徹底検証
バナナをよく食べる子供は、身長が伸びやすいという噂がありますが、本当なのでしょうか?
そこで、実際にバナナを食べることで摂取できる栄養素から徹底検証。
バナナと身長の関係性にや子供の成長にバナナが役立つ効果があるのか・・・など、バナナの重要性を紹介します。
バナナで摂取できる栄養素にはどんな成分があるのか?
バナナを1本食べることで、どれだけの栄養素を摂取することができるのか?
実際にどうなのかは、この表を確認してもらうとわかります。
バナナ1本のカロリーは、ご飯の半分ほどですが、日常生活で不足しがちな栄養素をバランス良く含有しています。
だから、子供の健康維持には非常に効果的。
バナナは子供の栄養源としては、非常に優秀な食べ物ですが、身長を伸ばす効果があるのか?と言われると別の話。
バナナに身長を伸ばす効果があると言われる理由は?
バナナで身長が伸びる。これなぜなんでしょう?
骨を作るタンパク質もカルシウムも、豊富に含まれていませんが、カルシウムの吸収率を高めるマグネシウムが含まれています。
色々調べた結果、それがバナナで身長が伸びると言われる要因だと判明。
バナナ1本で摂取できるマグネシウム量は、キウイフルーツ3個分で、バナナ牛乳を子供が飲むと、カルシウムとマグネシウムをセットで吸収できます。
バナナ牛乳は、お美味しいだけではなく、カルシウムの吸着率も高まるので、骨の強化に役立ちます。
でも身長が伸びる効果があるわけではないということは、しっかり理解したほうが良いでしょう。
バナナには子供の健康管理に役立つ栄養が豊富
バナナで摂取できる栄養素について、詳しく説明します。
- タンパク質は、骨や筋肉、血液など体を作る
- カリウムは、免疫機能を保ち、筋肉の機能を調整する
- マグネシウムは、エネルギー代謝を助け、カルシウムの吸収率を高める
- ビタミンB1は、糖質の代謝を助け、疲労回復に役立つ
- ビタミンB2は、糖質の代謝を助け、肌や粘膜を健康に保つ
- ビタミンB6は、血圧を下げ、貧血予防に役立つ
- ナイアシンは、腸の健康と便秘予防、糖質や脂質の代謝を助ける
- 葉酸は、貧血防止に役立つ
- 食物繊維は、便秘予防に役立つ
- ポリフェノールは、ストレス耐性を高め、冷え性を改善する
- セロトニンは、ストレス耐性を高め、冷え性を改善する
それぞれの栄養成分には、このような効果が期待できます。
だからバナナを食べることで、子供の健康を維持することができ、健やかな成長をサポートしてくれる効果が期待できます。
しかしバナナだけでは、子供の身長を伸ばすことは出来ません。
腹持ちもよく、子供の健康維持に役立つ栄養素をしっかり摂取でき、そして値段も安い。
これがバナナを子育てに役立てるべき明確な理由です。
食が細い子供には、おやつに自家製バナナ牛乳を飲ませると良いでしょう。
食事内容で子供の身長を伸ばす効果が変わる!?
子供に食べさせる食事内容で、身長を伸ばす効果が大きく変わります。
子供の身長を伸ばすことに重点を置いたおすすめの考え方や、逆に子供の身長が伸びなくなる食事内容とは?
子供の身長を伸ばしたいけど、何を食べさせればよいのかと悩んでいる人は必見の内容です。
子供の身長を伸ばす食事内容や考え方とは?
子供の身長を伸ばす食事内容で、最もおすすめな考え方は和食を中心にすること。
和食には、一汁三菜という基本的な考え方があります。
一汁三菜とは、ご飯に汁ものと3種類のおかず(主菜1品、副菜2品)で構成された献立のこと。
ご飯でエネルギー源となる炭水化物、汁もので水分、おかずでその他の栄養素をバランスよく摂取できます。
元々、日本人の体を作ってきた食事方法なので、合わない人はいません。
一汁三菜と言われると何か大変なのでは?と身構えてしまうお母さんもいるかもしれませんね。
しかし、幾つかのポイントを意識するだけで、帰宅後30分ほどでも用意できる人もいます。
その為には、普段から効率化を意識することが大事。
一汁三菜の和食を効率的に用意する方法とは?
- 献立は前日に考えてしまう
- 夜ご飯の支度を朝食時にやってしまう
- ワンステップやツーステップでできる料理を覚える
- 作り置きの方が、味がしみて美味しい料理を覚える
- フードプロセッサーや圧力鍋を活用する
- クックパッドなどのレシピサイトを活用する
ちょっとした考え方や調理方法を導入するだけで、一汁三菜も簡単に作ることができます。
主菜なら干物などの魚を焼くだけにしたり、肉をフライパンで焼いてタレに絡めるだけとか。
副菜ならトマトを切るだけ、豆腐をパックから出して冷奴にするだけなど、簡単にできる和食は沢山あります。
子供の身長を伸ばす効果がない食事内容とは?
どんな食事内容だと、子供の身長を伸ばす効果がないのか、
- レトルト食品やインスタント食品
- 冷凍食品や加工食品
- スーパーの出来合いの食べ物
- ジャンクフードやファーストフード
- 菓子パンやスナック菓子や炭酸飲料
こんな食事ばかり食べていると、脂肪分やカロリーだけは十分に摂取することができますが、子供の成長に必要な栄養素を摂取できない状態が続きます。
その結果、子供が体をしっかり成長させることができなくなります。
成長期前の幼児期の子供は食事内容が本当に重要
成長期前の子供の身長の高さは、幼児期の食事内容の影響を強く受けますし、基本的に人間は、食べたものから摂取できる栄養成分で体を成長させます。
幼少期から、豊富な栄養素をしっかり摂取できれば、自然と身長も高くなりますが、その逆なら身長が伸びることはありません。
しかも小さな子供の頃から、添加物まみれの食事ばかり食べていたり、栄養素がないものばかり食べていればどうなるのか?
これは、考えなくともわかる話ですよね。
幼少期から様々な種類の食材を食べ、多くの種類の栄養素をバランス良く摂取することが、健康な体づくりにも非常に大切。
和食の一汁三菜は、日本伝統の食事内容ですから、遺伝子レベルで考えても日本人の体にあっています。
和食は高タンパク質低脂肪なので、子供に増えている肥満予防という意味でも、非常に役立ちます。
小さな子供は、食事の際に多くの量を食べることができませんので、少量ずつ様々な食材を食べさせることが非常に大切。
ぜひ普段からそういう点を意識して、食事内容や献立を考えてあげてください。
その日々の積み重ねが、子供の身長を伸ばすことにつながります。本当に基本的な話ですが、その基本が子供の身長を伸ばす上では最も大切なことなんです。
普段から忙しくて、家庭で美味しい食事を作ることができなかったり、たまには手抜きをしたい時は、総合栄養バランス型のサプリメントを併用する事もひとつの選択肢です。
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栄養機能食品が、子供の身長を伸ばすわけではない。
栄養機能食品と聞くと、子供の成長に役立つ効果が期待できそうすよね?
でも実は栄養機能食品には、子供の身長を伸ばす効果もなければ、必要な栄養素もしっかり摂取できないんです。
トクホ(特定機能食品)と混在されがちな栄養機能食品。
その実際の意味と効果とは?また栄養機能食品という制度の隠された部分を紹介します。
栄養機能食品とは、どのような食品のことか?
栄養機能食品とは、1日に摂取すべき栄養素を摂取できていない人に対して、国が定めた基準にしたがって、各企業が提供している食品のこと。
こう書くと、なにか凄そうな話に聞こえますか?
でもその実態は、 1日当たりの摂取目安量に対して、国が定めた上限と下限値の基準に適合しているなら、栄養機能食品として販売することができるというもの。
一定の基準内に納めればどんな栄養素でも、栄養機能食品として販売できるんです。
だから、摂取量が多いものもあれば、下限ギリギリの少ないものも。
栄養機能食品の上限と下限、実際の種類とは?
栄養機能食品となる栄養素は、ビタミン類やミネラル類の補給に限定されています。
実際の栄養素の上限と下限を紹介します。
- 亜鉛…下限は2.10mgで、上限は15mg
- カルシウム…下限は210mgで、上限は600mg
- 鉄…下限は2.25mgで、上限は10mg
- 銅…下限は0.18mgで、上限は6mg
- マグネシウム…下限は75mgで、上限は300mg
- ナイアシン…下限は3.3mgで、上限は60mg
- パントテン酸…下限は1.65mgで、上限は30mg
- ビオチン…下限は14μgで、上限は500μg
- ビタミンA…下限は135μgで、上限は600μg
- ビタミンB1…下限は0.30mgで、上限は25mg
- ビタミンB2 …下限は0.33mgで、上限は12mg
- ビタミンB6…下限は0.30mgで、上限は10mg
- ビタミンB12…下限は0.60μgで、上限は60μg
- ビタミンC…下限は24mgで、上限は1000mg
- ビタミンD…下限は1.50μgで、上限は5.0μg
- ビタミンE…下限は2.4mgで、上限は150mg
- 葉酸…下限は60μgで、上限は200μg
栄養機能食品とトクホの違いや実態とは?
安全で効果的だと言われているトクホ。
トクホとは、国が有効性や効果、安全性を個別に審査して許可した特定保健用食品のことです。
効果が確認されているので、消費者も安心して口にすることができますし、効果や効能を期待することもできます。
しかし、栄養機能食品とトクホは異なる定義なので、栄養機能食品はそうではないんです。
上記で説明したとおり、ビタミンやミネラルが基準内に収まっていれば良いだけの話で、それ自体も製造企業がそうだと言えば良いだけの制度。
ここに大きな問題があります。自社の商品を自社の基準でチェックして、栄養機能食品として販売する。
実際に国や自治体が、商品をチェックしているわけではないのに、いかにも効果がありそうに書かれてます。
ここは、消費者が理解しならなければならない部分。
栄養機能食品で、子供の身長サプリメントで販売されている商品に多い成分は、カルシウム・ビタミンD・鉄分です。
この3つの成分は、骨の強化に役立つもので、身長を伸ばす成分ではありません。
これらを含む食品を摂取しても、子供の身長を伸ばす効果がないことはわかっていますし、過剰摂取で健康被害が出る可能性も。
そんな成分を子供に摂取させるべきでしょうか?
わたしなら絶対に反対。
そのことを知らずに、セノビックやアスミールなどを、子供に飲ませている親御さんが本当に多いのも問題でしょう。
ちなみに効果がない、健康被害の可能性というのは、私の個人的な見解ではなく、日本小児内分泌学会の公式見解。
過去にセノビックを薬事法違反で追求したのも、日本小児内分泌学会。
そういった経緯もあり、日本小児内分泌学会は、カルシウム・マグネシウム・鉄分を含んだサプリメントでは、子供の身長が伸びないと断言しています。
本当に知らないことだらけですが、そういったことが過去にあったんです。
あなたはどちらを信じますか?
一企業(ロート製薬)なのか?医師の見解(日本小児内分泌学会)なのか?
私は営利主義の企業よりも、低身長の治療を行っている医師団体の公式見解を信じますので、栄養機能食品だから、子供の身長が伸びるとは思いません。
こういった情報もインターネットをしっかり調べれば見つかります。
子供の成長のために、あれが良いこれが良い・・・と様々な情報が次々に出てきますが、基本的には、子供は何を食べているのか?
どんな生活習慣なのか?ということが身長に影響しますので、食事で摂取できない栄養素があるなら、総合栄養バランス型のサプリメントが最も効果的ですよ。
【速報】NHK「所さん!大変ですよ」で身長サプリメントの特集が!
NHK総合の人気バラエティ番組「所さん!大変ですよ」2017年7月20日(木)放送分で、身長サプリメントをはじめとする子供向けのサプリメント特集が放送されました。放送タイトルは「なぜか女性に話題!?不思議なサプリメント」で、サプリメントの効果に疑いを持っている所ジョージさんの目の前に様々なサプリメントが登場。
まだまだ効果に疑問を持っている人が多い身長サプリメントの気になる効果とは?カラダアルファを飲ませている親御さんのインタビューもあります。
【追記】→番組の放送内容まとめ。
>>子供の身長を伸ばすには、普段の食事+サプリメントという考え方が大事!<<
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