骨端線の閉鎖時期で身長の高さが変わる?成長期の終わりとは?

骨端線の閉鎖時期の違いで、子供の最終的な身長の高さが大きく変わることを理解していますか。
成長期が終わると子供の身長が伸びなくなるといいますが、骨端線と成長期にはどのような関係性があるのでしょうか。
子供の身長を伸ばしたいお母さんが知っておくべき、医学的観点からみた骨端線の重要性を紹介します。
目次
骨端線とは医学的に見て身長の伸びしろがわかるひとつの指標
骨端線と呼ばれる子供の骨の両端にのみある軟骨細胞部分は、骨年齢の上昇ともに閉鎖してしまうもので、骨の伸びしろとも考えられている部分です。
この骨端線の軟骨細胞部分で、細胞分裂が繰り返されることで、骨が伸びて身長が伸びることに。
だから骨端線が閉鎖してしまい、完全に骨化してしまうことで、骨が伸びなくなり身長の伸びも止まってしまいますので、骨端線が残されているうちのしっかり身長を伸ばすことが大切。
骨端線の閉鎖時期には個人差がありますので、早く閉鎖してしまう人や、比較的ゆっくり閉鎖する人もいますが、最終的には閉鎖してしまうもの。
一般的には男子は17〜18歳、女子は15〜16歳で骨端線が閉鎖して身長の伸びが止まると言われていますので、それまでに成長させることが大切です。
骨端線の閉鎖時期に個人差があるのは、一体どのような影響を受けていることによる違いなのでしょうか。
骨端線の閉鎖時期には、女性ホルモンが強く影響している
骨端線が閉鎖する際に最も重要な役割を担っているのが、女性ホルモンの分泌量です。
女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が増えることで、骨年齢が上昇し、徐々に骨端線が狭くなっていずれ閉鎖してしまうことに。
女性ホルモンは男性の体内でも作られていますが、元々の分泌量の関係から、女性の方が成長期の到来が早く、その分だけ早く終わってしまう傾向があります。
女性ホルモンのエストロゲンは、性成熟の時期にも大きな影響を与えますので、早熟傾向が強い子供は、より早い段階で身長が止まってしまうと理解しましょう。
女性ホルモンの分泌量をうまくコントロールすることが、成長期の到来を遅くして、将来的に身長を伸ばす期間を長くする方法です。
その為にも性ホルモンの抑制効果があることを普段の生活に取り入れることが大切ですが、実際にどのような方法をすればよいのか、次の項目で紹介します。
性ホルモンの分泌量を抑制し、成長期を遅らせる方法とは?
では実際にどのような生活習慣で過ごしていると、性ホルモンの分泌量を抑制でき、身長を伸ばす期間を増やすことができるのか?
日常生活の中で最も大切なものとしては、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌量を増やすことかもしれません。
睡眠ホルモンのメラトニンには、睡眠を司る作用とともに、性ホルモンの分泌量を抑制する作用があるので、しっかり分泌されると、それだけ性ホルモンの分泌量を抑えることができます。
性ホルモンの分泌量が少なくなれば、性成熟の速度も遅くなりますし、骨端線の閉鎖時期も先延ばしすることが可能に。
その為にも、日々の睡眠時間をしっかり確保して、規則正しい睡眠習慣で過ごすことが大切です。
また朝起きた時に、朝陽を浴びる生活習慣で過ごしていると、体内時計がリセットされて、メラトニンの分泌促進効果が期待できますので、それもおすすめの方法。
またメラトニンの原料であるセロトニンをしっかり分泌することも有効な方法なので、セロトニンの分泌に役立つ行動も役立ちます。
セロトニンはジョギングやウォーキングなどの一定のリズムで動く、リズム運動を行うことで、その分泌量が増えると言われています。
ただセロトニンの分泌量が増えるには、ある程度の時間が必要なので、30分以上のリズム運動を3ヶ月ほど継続するようにしてください。
そうすれば、セロトニンの分泌量が増え、メラトニンの合成効率も高まって、性成熟を抑制することができます。
また定期的な運動によるダイエット効果も、性ホルモンの分泌量を抑制する上では大切なこと。
脂肪細胞は性ホルモン最大の受容体なので、脂肪細胞が多い肥満体型やぽっちゃり体型の子供は、性ホルモンの分泌量が増えやすい傾向がありますので、体型にも注意しましょう。
そうやって生活習慣を意識的に改善していくことで、性成熟の速度をゆっくりにでき、骨端線の閉鎖時期を先延ばしすることができます。
閉鎖した骨端線は二度と復活しないので、閉鎖までの効率アップが重要。
骨端線が閉鎖してしまうということは、医学的にいえば完全に骨化して、もう二度と骨も身長も伸びない状態になるということ。
だから骨端線が完全に閉鎖するまでに、しっかり身長を伸ばしてあげることが大切ですが、閉鎖してからどうにかできないかと考える人も多いんです。
しかし一度閉鎖した骨端線は、現在の医学では復活させる事はできないと考えられており、将来的にも難しいと言われている状態。
骨端線の閉鎖はひとつの老化現象ともいえる状態ですので、それを逆行することは医学的にはおかしな話ですよね。
先ほども紹介したように、男性は高校生、女性は中学生の時期にしっかり身長を伸ばすことができなければ、その後の成長は考えにくいもの。
それと骨端線の閉鎖間際になると、骨の伸びも鈍化しますので、やはりしっかり残っている状態のタイミングで、骨端線の細胞分裂を活性化して、身長を伸ばすことが大切です。
そのことをしっかり理解して、少しでも成長に役立つことを実践しましょう。
骨端線の損傷が原因で子供の身長が伸び悩むこともある
骨端線とは軟骨細胞の集合体のことですが、強い衝撃が加わることで外傷性のダメージを受けて、骨端線が損傷してしまうことも。
骨端線が損傷すると、当然ですが本来の動きすることが難しくなり、骨端線の細胞分裂が鈍化したり、身長の伸びが悪化したりします。
そのような状態が続くことで、将来的な低身長のリスクが強まることもわかっていますので、激しい運動を行っている子供だと、骨端線の損傷にも注意をすべき。
特に男子と女子を比較すると、骨端線離開の発生割合は男子の方が2倍も高いことがわかっていますので、元気過ぎる男子は特に注意しましょう。
一般的な骨端線離開の治療期間は3〜4週間ほど、固定して安静にすることですので、その間は骨端線を元の状態に戻すことだけを意識します。
しっかり治療できなければ、骨が真っすぐ伸びずに変形してしまうこともあるので、本当に注意してください。
骨端線はこの様に子供の成長に非常に重要な影響を与える部分で、一度閉鎖したら二度と復活しない部分なので、どれだけ効率的に身長を伸ばしてあげられるかを考えてあげましょう。
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