子供の身長を伸ばす毎日実行すべき生活習慣や方法、情報を解説!

子供の身長を効率的に伸ばすためには、一体どのようなことを毎日実行したり、どのような生活習慣を送ればよいのでしょうか?
そこで身長を伸ばす4大要素である「 睡眠」・「 運動」・「 食事」・「 ストレス」という項目ごとに、注意すべき内容を紹介します。
それぞれのことを意識した生活習慣を続けていくことが理想的。
子供が自分でできること、親御さんが行なうべき内容など、子供の身長を伸ばす可能性を高める情報満載です。
目次
子供の身長を伸ばす効果が高い睡眠習慣とは?
日本の子供の睡眠時間は、世界的に見ても非常に短い傾向があります。
成長期やその前の幼少期の子供にとって、非常に大切な時期にどのような睡眠習慣を作っておくべきなのか?
より効率的に身長を伸ばすためにはどうすれば良いのかなど、子供の睡眠に関する内容を簡単にまとめて紹介します。
睡眠時間が短いと早熟で身長の伸びが止まる?
赤ちゃんは、寝るのが仕事と言われるくらい1日のほとんどの時間を寝て過ごしています。
実際に寝ていることが、赤ちゃんの体をどんどん成長させる要因。
人生で最も身長が伸びるのも、生まれてからの1年間だということを知ると睡眠の重要性がわかると思います。
子供が成長するにつれて、身体の成長のためにも必要な睡眠時間は減少していきますが、現在の日本では、それ以上に短眠の子供が急増しています。
実は日本人の子供は、3歳の段階で先進国でも最も短眠で、睡眠時間の一番長いニュージーランド人よりも、毎日100分も短いんです。
これでは、身長が伸びにくくなるのも納得。
子供の頃から睡眠時間が短く、大人のような生活を送っていると、性ホルモンの分泌量が増加します。
性ホルモンの分泌量が増えると、思春期が早まることになります。
普段から夜更かしをしている女の子は、初潮を迎える時期も周りの子よりも早くなりがち。
性ホルモンが分泌されることで、骨の成長も促進され、身長が急激に伸びる効果も期待できますが、性ホルモンの増加は、身長の伸びしろである骨端線が無くなる原因。
骨端線が閉じると、身長の伸びを止めてしまうという副作用も・・・。
子供の身長を伸ばすという意味では、性ホルモンの分泌時期を出来るだけ遅らせることが大事です。
初潮は女の子の話ですが、男の子も一緒。
思春期が来るまでに、出来るだけ身長を伸ばしてあげることが、最終的な身長の高さにも大きな影響を与えます。
思春期が終わると、一気に身長の伸び率が悪化しますので、その前の段階が非常に重要だということを理解しましょう。
その為にも普段から睡眠時間をしっかり確保し、早熟化を予防すること。
睡眠時間に最も大量に分泌される成長ホルモンの分泌量を増加させることを意識しましょう。
寝る前にしっかり眠る為の準備をすることが大事
一昔前の子供の夜更かしの原因はTVやゲームでしたが、現在の子供たちが夜更かしをする原因はスマホやタブレット、携帯電話に変わっています。
LINEにInstagram、Youtubeなどの動画サイトを見ながらベッドに入る子供も珍しくないですよね?
スマホや携帯電話などをベッドの中でいじっていることで、睡眠時間が削られることも大きな問題ですが、それ以上に睡眠の質を低下させる原因が。
それが、スマホやタブレット端末の画面から出ているブルーライトです。
ブルーライトは網膜を刺激して脳を覚醒させてしまうので、寝ようと思って目をつぶっても、脳が興奮状態になっていることで、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなりがち。
その結果、質の高い睡眠を得られないというデメリットがあるんです。
人間の体内では、夕方から夜になってメラトニンが分泌され始めることで、脳と体は睡眠の準備を始めます。
メラトニンの分泌が成長ホルモンの分泌につながり、深い眠りにつくことで身長が伸びるという一連のサイクルがありますが、これが上手く機能しなくなる可能性が。
思春期前の子供の睡眠時間は10時間、思春期でも9時間の睡眠時間が子供の成長には必要だと考えられています。
睡眠時間を確保することと、質の高い睡眠を得られるようにすることが子供の成長には、非常に大切なこと。
部活動などで体を酷使している場合には、疲労回復と身長を伸ばすという意味でも、まずは睡眠時間を確保することが本当に大切だと理解しましょう。
生活リズムを夜型から朝型に変えるのがベスト!
塾や部活動の影響で、早く寝たいけど現実的に難しいという子供も多いでしょう。
そういった状況や親の仕事の影響で夕食の時間が遅くなり、その影響で夜型にシフトしている子供も増えています。
男の子の場合、中学生時代が身長が伸びるピークで、年間8〜9cmの伸びは普通。
でもこの大事な時期に、受験勉強で睡眠時間を削ってしまうと身長の伸びが制限されてしまいます。
様々な要因で睡眠時間を確保できない場合、十分な食事や消化の良い食事、精神的なストレスを減らすことで、心の余裕を持たせてあげるなど工夫しましょう。
睡眠時間が不足している分、他の要素で補ってあげることが重要です。
空き時間に昼寝をさせたり、移動時間で勉強するなど、帰宅後はできるだけ早く寝かせてあげたり、小さなことかもしれません。
でも、成長期までしか、子供の身長は伸びないので、この時期は小さなことでも出来ることを積み上げてあげる。
それが最も大事な考え方です。
深い睡眠、質の良い睡眠を確保する為に必要なこと
小さな子供の場合、大人と違って遊びまわった後に、あっという間に寝てしまいます。
数分前まであれだけ騒いでいたのに、気づけば寝ているなんてこともよくあると思います。
子供は成長する為のエネルギー消費も多いですが、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌量が多いので、あっという間に死んだように眠ってしまいます。
しかし、なかなか寝付けない子供もいるのも事実。
そこで時間帯ごとに、どのようなことに気をつければ良いのかを簡単に紹介しますので、少しでも良い睡眠の確保のために、出来ることから実行に移しましょう。
朝の習慣で、睡眠時間の質を確保する方法
- 毎日同じ時間に起きるようにする。
- 5分前に起きることで、心の余裕を持たせる。
- 朝陽で目覚めるようにしてあげる。
- 2〜3分で良いので、体を外で動かす。
- 朝食はしっかり食べさせる。
日中の習慣で、睡眠時間の質を確保する方法
- 外遊びをして太陽の光をあびる。
- できるだけ毎日体を動かす。
- 昼寝は必要最小限、夕方以降はできるだけ避ける。
- おもいっきり笑う。楽しいことを一緒にする。
- 嫌なことはクヨクヨ考えないようにする。
夜の習慣で、睡眠時間の質を確保する方法
- お風呂に入り、湯船に浸からせる。
- スマホやタブレットは必要最小限にする。
- 寝るまでのルーティンを作る。
- 布団の中で深呼吸させる。
- 嫌なことは考えずに楽しいことを考えて寝る。
昼寝をすると子供の身長は伸びなくなるか?
昼寝をする習慣があると、夜に寝れなくなるのであまり良くないという話もありますが、実際にはどうなのでしょうか?
答えから言ってしまえば、やはり寝る子は育つという言葉通り、身長が大きくなった人には、暇さえあれば寝ていたという人が多いんです。
だから、昼寝も上手く活用するのが良いでしょう。
人間の脳の疲れを取るための昼寝は、20〜30分程度が良いと考えられています。
脳は20分寝ただけで、かなり疲れがとれてすっきりします。
昼寝で寝過ぎると、疲労度を感じるようになり逆効果なので、昼寝をする時間も意識しましょう。
体の成長を促すという意味では、時間で区切るのではなく、体が寝たいと感じるのであれば、その気持ちのままに寝る方が良いと考えられます。
特に激しい運動をしている子供の場合には、練習の合間に3時間くらい昼寝をすることが効果的。
体の補修や再合成は昼寝のタイミングで行い、夜の睡眠で成長ホルモンをしっかり分泌させて、身長を伸ばすことができるというのもあります。
あくまでも、日常的に激しい運動をしている子供の話です。
あまり運動をしていない子供の場合には、夜の睡眠に悪影響を与えるので、夕方以降の昼寝は避けるようにしましょう。
子供の身長を伸ばすために効果的な運動習慣とは?
身長を効率的に伸ばすためには、普段からどんなことを意識して運動することが大事なのか?
筋肉トレーニングは大丈夫なのか?運動しないと身長は伸びないのか?運動し過ぎると身長が伸びなくなるの?
運動と身長の関係について、様々な疑問もあると思いますので、知っておくべき運動習慣の情報を紹介します。
子供は、筋肉トレーニングをすると背が伸びなくなる?
これはよく聞く話だと思います。
子供の頃から筋肉トレーニングばかりしていると、背が伸びなくなる。
でもこれは誤解をしている人が多く、問題は筋肉をつけすぎたことだけではなく、その過程で起こる体内での反応にあります。
筋肉トレーニングだけではなく、どんなトレーニングを行なっても筋肉を動かしますよね?
その筋肉を動かすという行動で、カルシウムイオンがどんどん消費されます。
*カルシウムイオンとは、カルシウムが液体になったものだとイメージしてください。
筋肉を激しく動かす筋肉トレーニングだけではなく、普通の運動でもカルシウムイオンはどんどん消費されています。
でも、筋肉トレーニングの場合には、特に筋肉を集中して行うので、カルシウムイオンの消費が激しくなります。
ここが重要なポイント!
筋肉トレーニングでカルシウムイオンを大量に消費すると、骨に沈着するカルシウムが少なくなり、身長が伸びにくくなるんです。
骨が伸びるということは、骨自体が長くなること、カルシウムが石灰化して、骨を強固なものにする必要がありますが、骨を強くすることができなくなるんです。
だから、筋肉トレーニングで筋肉をつけ過ぎたことだけが原因ではなく、筋肉を付ける段階でカルシウムイオンを消費しすぎたことも問題。
筋肉トレーニングを行う子供の場合には、消費する以上にカルシウムを補給してあげることが必要です。
そして筋肉トレーニングをすると、筋繊維の修復をしなければならないので、豊富な栄養素の補給と休息は必須。
よく寝てよく食べる。子供の成長には、本当に重要なキーワードです。
子供の身長を伸ばすためには運動は必要か?
結論から言えば、運動はしないよりもした方が良いという感じです。
言わなくともわかりますよね。
子供の頃に外遊びが多いと、それだけ太陽の光を浴びることになり、体内でのビタミンDの合成が促進されます。
ビタミンDは、カルシウムが骨に定着する際に重要な役割があるので、それだけでも大事なこと。
そして運動(外遊び)をすれば、消費した栄養素を補給しようと体が反応し、お腹が空きますので、食欲増進効果も期待できます。
さらに夜になると遊び疲れた分、体力の回復のためにしっかり眠ることができ、メラトニンの分泌量も増加します。
外遊びをきっかけにして、身長が伸びるサイクルが動き始めると考えることができます。
運動することは、血流が促進されることにもなり、体内の血の巡りが良くなって、骨以外にも筋肉や血管、神経、内臓などの発育にとってもプラス効果が期待。
そういった意味でも、小さな頃からできるだけ外遊びは行ったほうよいでしょう。
興味深いことに、子供の成長ホルモンの分泌量は、運動した日と運動していない日とでは、実際に異なります。
運動することで、運動中と運動後にも微量の成長ホルモンが分泌され、運動して寝た日には、睡眠時間でも、普段よりも多めに成長ホルモンを分泌。
そういった視点からも、運動する(外遊び)をする子供は、身長が伸びる仕組みをしっかり活用することができるんです。
子供の身長を伸ばすには運動が必要ですが、これはスポーツをしなさいということではなく、外遊びで十分。
40代前後の両親の場合、自分たちの子供の時代には、みんな外遊びをしていたので、イメージがつきやすいと思います。
外遊びでエネルギーを消費する → お腹が空く → 食事をたくさん食べる → 夜は疲れてぐっすり眠る
外遊びをすることで、子供の背が伸びる為に必要な睡眠と食事に対する好循環が生まれます。
それだけではなく、外遊びで太陽の光を浴びることで、脳内のセロトニンの分泌量が増加。
セロトニンの分泌は、睡眠に関係しているメラトニンを正常に機能させることに繋がり、深くて質の高い睡眠を得られることにつながります。
さらに、質の良い深い睡眠は、成長ホルモンの分泌量も増加。
太陽の光を浴びることは、体内でのビタミンDの合成を助け、カルシウムやリンなどの吸収を高める作用を発揮します。
カルシウムが骨に沈着する際には、ビタミンDが必須ですので、外遊びをするだけでも、子供の身長を伸ばす効果が高まることがよくわかると思います。
運動をし過ぎると、子供の背は伸びなくなるか?
運動が子供の成長に役立つと言っても、運動のやり過ぎは良くないのではないか?と考える人もいるでしょう。
そこで面白いデータがありますので紹介します。
- グループA「小学校で全国大会に出た人」
- グループB「全国大会に出ていない人」
この2つのグループに分けて、将来的にどこまで身長が伸びたかのアンケートを取ったデータが有ります。
アンケートの対象は、 実はプロバレーボール選手。だから、身長が大きくなった人だけを対象にした調査です。
興味深いのは、全国大会に出ていないグループBの方が、グループAよりも平均身長が10cmも高くなっている点。
アンケートの母数としては、数が小さいので統計データとして証明できたわけではありませんが、ここからわかることもあります。
それは激しい練習をしていると、身長が伸びないということだけではありません。
全国大会に出るような選手の場合、中学生になったと同時にレギュラーに抜擢されることで、非常に強いストレス状態になります。
強いストレスが続くことで、成長ホルモンの分泌量が減少しますので、その影響を受けている可能性が高いんです。
そういった面では、しっかり息抜きさせてあげることが大事。
選手として、その時の結果を出すことも重要なことですが、将来的にここまで身長が変わるのであれば、デメリットだと考えられますよね?
成長期の子供の場合には、心も体も大きく成長させてあげる。
やりたいように、のびのびと運動をさせてあげることも大切だという視点を持ってあげましょう。
実際に身長を伸ばす効果が高いスポーツって何?
バレーボール部やバスケットボール部に入ると、身長が伸びやすいと考えられていますが、あれはやはり噂でしかないんです。
子供の身長が伸びる為には、骨が伸びる必要があり、骨の両端部分にある骨端線に刺激が入ることで、少しずつ伸びていくという特徴があります。
骨端線を伸ばす際に、特に有効なのが縦方向の刺激。
でも実際に骨を伸ばす際には、ジャンプしたり、ダッシュしたり、急に止まったり・・・と様々な刺激が大事なんです。
そういった意味では、バレーボールやバスケットボールは、身長が伸びやすい刺激が多いスポーツであるという事はできます。
でも結局は、身長が高い方が有利なスポーツなので、大きな人や大きくなりそうな人がやる確率が多かったり、結果的に大きくなった人が最後まで続けていることが多いだけの話。
実際にバレーボール選手でも、バスケットボール選手でも背が小さい人はたくさんいます。
でも、実際の身長を比べてみると、競技スポーツによって興味深い傾向があります。
2014年に行われた、仁川アジア大会の出場選手の日本代表の競技ごとの平均身長を比較したデータが有ります。
男子選手の平均身長が176.5cm、女子選手の平均身長が163.1cmでした。
- バスケ 男子選手 193cm 女子選手 175cm
- バレー 男子選手 191cm 女子選手 177cm
- 体操競技 男子選手 164cm 女子選手 149cm
- 射撃 男子選手 170cm 女子選手 162cm
あくまでもこれは選手の身長の傾向なので、この競技をすれば身長が伸びるとか身長が伸びないということではありません。
体重別競技などは、身長と体重に相関関係もありますし、競技ごとに分けるというのは難しいですが、特徴のひとつと理解しましょう。
この競技やスポーツをすれば、確実に背が伸びるとか背が伸びないということではなく、基本的には、「 睡眠」・「 運動」・「 食事」・「 ストレス」という4つの要因が重要。
激しい運動をすれば、体の休養は必ず必要
単に体を休める必要があるというだけの話ではありません。
激しい運動をすることは、精神的にも苦しいもの。そこでストレスを開放するという意味も兼ねて、肉体だけではなく、精神的に緊張状態から開放してあげることが大切。
休養については、1日、1週間、1ヶ月、半年など様々な状況を踏まえて、考えることが大切です。
頑張れば頑張るほど、知らぬ間に肉体的、精神的疲労が蓄積されている状況を理解するようにしましょう。
日本人は勤勉だったり、やり続けることに意味があると思いがち。
しかし休養をおろそかにすると、子供の身長が伸びないだけではなく、精神的な部分で人間性に問題が出ることもあります。
アメリカでは選手の体を大きくする意味も兼ねて、シーズン制を様々な競技で導入していますので、そういった思考を参考にすると良いのかも。
部活に所属していると顧問の取り決めや学校のルールで、自分の都合で休むことができないでしょう。
それでも強い緊張状態が続いているのであれば、無理をしてでも休むべき。
子供の身長を伸ばすための食事習慣や栄養素とは?
子供の身長を伸ばすために、親がすべきことのひとつが食事に関すること。
どれだけ多くの種類の栄養素を、効率的に子供に食べさせることが出来るのかが大切。
どんな食品をどのように食べさせることが必要なのかなど、食事習慣についての情報を紹介します。
子供の普段の食事で気をつけるべきことは?
人間は食べた物からしか、栄養を吸収することができず、吸収した栄養素で体を維持したり活動したりしています。
子供から大人になるまでの間に、食べ物から吸収した栄養素で体を作っていきますので、それだけ大事なことです。
大人になる(体が出来あがるまで)までに、栄養素をしっかり吸収できていなければ、体の成長に影響が出るだけではなく、維持や活動にも影響を及ぼします。
食べ物から吸収した栄養素は、大きく分けると、 体の維持と普段の活動と成長というふたつの分野に配分されます。
特に体の維持や活動には、より多くの栄養素が配分されてしまいますので、普段から摂取する栄養素の量や種類が少なければ、しっかり成長することができなくなります。
人間が生きていくためには、3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)とビタミンとミネラルをあわせた5大栄養素が必要。
炭水化物の役割りと効果とは?
炭水化物は、体内で分解されて糖分になり、体や脳のエネルギーになります。
車でいうとガソリンの役割をするのが炭水化物で、炭水化物には食物繊維も含まれているので、整腸作用と排便を促進する効果もあります。
タンパク質の役割りと効果とは?
タンパク質は、体内で分解されてアミノ酸になり、筋肉・内臓・血液・皮膚‥などの主成分になります。
体内では常に新しい細胞に生まれ変わっているのでどんどん消費され、ホルモンや酵素の原材料や成分にもアミノ酸が使われています。
脂質の役割りと効果とは?
脂質は、体内で脂肪酸に分解されてエネルギーになり、消化や吸収、体温調整に関わるだけではなく、筋肉・臓器・骨などを守る働きもあります。
また細胞膜やホルモンの成分としても使われます。
ビタミンの役割りと効果とは?
ビタミンは、体の各組織の役割を助け、体調管理に役立ちます。
ビタミンは全部で13種類あり、ビタミンDはカルシウムを調整し、ビタミンKは骨を丈夫にし、ビタミンCは免疫力を高めます。
この3つのビタミン類は、成長期の子供には特に必要なビタミンです。
ミネラルの役割りと効果とは?
ミネラルは、体の各組織を維持したり、修復することで体調管理に役立ちます。
骨を作る際に欠かせない栄養素であるカルシウムやマグネシウムもミネラルの一種です。
ビタミンやミネラルは肉や魚、乳製品などの動物性食品からも摂取することができますが、効率的に摂取するためには、野菜や果物を食べることが必要です。
しかし現代の野菜や果物に含まれるビタミン類やミネラルの量が減少し、子供のビタミンとミネラル不足に拍車をかけています。
体の成長の為にはこの5大栄養素を含め、しっかりとバランスよく普段の食事から摂取することが必要。
もし上手に栄養素がバランスよく摂取できないのであれば、サプリメントを活用するなど、成長期が終わるまでは出来る限り多くの栄養素をバランスよく摂取させるようにしましょう。
朝昼晩の3食の中で、最も重要なのはどれ?
成長期の育ち盛りの子供にとっては、全ての食事が重要なものですが、その中で最も重要度が高いのは、やはり朝食。
朝食を食べないと、1日の活動に必要なエネルギーが不足します。
このエネルギー不足の状態で動くと、成長に使うはずの栄養素をエネルギーとして消費してしまうことになり、成長にも悪影響が出ます。
日常的に朝食を食べない生活をしていることで、常にエネルギー不足の状態になり、体は筋肉のタンパク質を使ってエネルギーを生み出すようになります。
その結果、体が成長できないのは当然。そういったことが起こらないように、朝食はしっかり食べるようにしましょう。
さらに朝食を食べない子供は、学力の面でも朝食を食べる習慣がある子供よりも、平均的に劣ることがわかっています。
集中力の欠如や、学力低下などに影響しますので、朝ご飯を食べる生活習慣に変更することをおすすめします。
また夜ご飯の時間や食事内容にも注意が必要です。
食後すぐに寝るような生活を続けていると睡眠中にも胃腸が働き続けることになり、体がしっかり休めなくなり、成長ホルモンの分泌にも影響が出ます。
成長ホルモンの分泌には、血糖値が下がっていることが必要なので、夕食を食べすぎたり、夜食の習慣があることはマイナス。
また翌朝まで胃腸に食べ物が残るような状態になると、朝食を食べない原因にも。
夜から朝の時間帯は体が休息したり、細胞や組織のメンテナスを行う時間なので、しっかり休めるようにしてあげることが大切です。
成長ホルモンの分泌を促進するためにも、成長の為にも夕食後にゆっくり胃腸が休む時間を作ってあげるようにしましょう。
夜ご飯は、睡眠の3時間前までに食べ終えていることが基本です。
子供は、牛乳を飲むと背が伸びるようになるのか?
牛乳には、骨にとって重要な栄養素であるカルシウムが豊富に含まれているだけではなく、タンパク質や亜鉛、マグネシウム以外にも9種類の必須アミノ酸が含まれています。
だから、子供の背が伸びる際に重要な役割を発揮してくれる飲み物のひとつと考えられています。
カルシウムが骨に吸着するためには、マグネシウムの存在が必須。
牛乳にはカルシウムとマグネシウムの両方が含まれていますので、そういった意味でも効率的に骨に働きかけることができます。
子供の成長に必要なカルシウムは1日600〜1000mgで、牛乳1杯で200mgのカルシウムを摂取できるので、他の食品と合わせながらカルシウムの補給源として使うのが良いでしょう。
牛乳を飲むことで、幾つかの問題があるのも事実。
最近の乳牛には、成長を促進するためにホルモン剤(エストロゲン)や病気の予防に大量の抗生物質などが使われています。
これらの成分が子供の健康にデメリットと言う話もあるので、牛乳だけに頼り過ぎるのはあまり好ましくありません。
さらに、日本人の2割が牛乳に含まれる乳糖を分解できず、乳糖不耐症という症状を抱えています。
乳糖不耐症の人が牛乳を飲むとお腹が下ったり、痛くなったりしますので、あまり飲み過ぎないようにしましょう。
乳製品を摂るなら、牛乳よりもヨーグルト、ヨーグルトよりもチーズの方が乳糖の量も少なく、栄養素も凝縮されています。
牛乳を飲まなくても身長が伸びる人は沢山いますので、有効な栄養源ではありますが、必ず飲まなければならないものでもありません。
乳糖不耐症の人は、牛乳を他の食品に置き換えることで、カルシウムを摂取するようにしましょう。
煮干しや小魚に身長を伸ばす効果があるの?
煮干しや小魚を食べることで、身長が伸びる際に役立つ栄養素はカルシウム。
カルシウムと言えば、牛乳というイメージがあるかもしれませんが、実は100gに含まれる煮干しのカルシウムは2200mgと牛乳の20倍以上。
牛乳を飲むよりも、実は効率よくカルシウムを摂取できる方法です。
しかも魚をまるごと食べることになるので、カルシウム以外にも、ビタミンDやビタミンB群も豊富に含まれているので、子供のおやつにも最適。
煮干しには、タンパク質も豊富に含まれていますし、他にも亜鉛やマグネシウムも豊富に含まれています。
子供の身長を伸ばす際に必要な栄養素がぎっしり詰まっているので、身長を伸ばす優秀食材のひとつ。
さらに健康効果もあるので、絶対に子供に食べさせたい食材です。
煮干しの原材料に使われるのは、主にカタクチイワシ。
カタクチイワシは、イワシの仲間で青魚。
DHAやEPAなどの血液サラサラ成分も豊富に含まれているので、血栓ができにくかったり、脳の神経伝達物質の動きの活性化も期待できます。
豊富に含まれている鉄分で、貧血気味の子供には症状改善効果も
子供の頃のカルシウム摂取量は、将来的な骨粗しょう症の予防に繋がるので、積極的に煮干しや小魚を食べることで少しでも丈夫な骨にしておきましょう。
煮干しを食べられない場合には、ダシに使うことでも豊富な栄養素を摂取できるので、ぜひ普段から積極的に活用するようにしましょう。
納豆に子供の身長を伸ばす効果があるのか?
まず最初に納豆に含まれている栄養素とその効果を簡単に紹介します。標準的な納豆1パック(45g)に含まれている栄養素は、
- タンパク質 7.4g
筋肉や臓器、骨の原料になり体の重要なエネルギー源のひとつです。
- マグネシウム 45mg
エネルギー代謝を促進、カルシウムの吸収率を高めます。
- カルシウム 41mg
骨や歯を強化して、イライラの発生を予防します。
- 亜鉛 0.95mg
貧血予防やタンパク質をアミノ酸に分解する際に役立ちます。
- カリウム
血圧を下げ、筋肉や心筋の活動を正常に状態にします。
- 鉄分 1.5mg
立ちくらみやめまいを予防します。
- 食物繊維 3g
腸の健康に役立ち、便秘解消効果が期待できます。
- ビタミンE 0.5mg
コレステロールを減少させ、血行促進します。
- ビタミンB2 0.25g
肌や粘膜の健康を保ちます。
- ビタミンB6 0.11mg
免疫機能を正常に保ちます。
納豆には骨を伸ばしたり、骨を強化する際に重要な役割であるタンパク質、カルシウム、マグネシウム、亜鉛が豊富に含まれていることがわかります。
しかも植物性のタンパク質なので、お肉に比べると脂質が少ないというメリットもありますし、動物性タンパク質と組み合わせることで効果が高まります。
ちなみに納豆は、大豆に含まれている良質なタンパク質を摂取することができだけではなく、納豆にすることでビタミン類やミネラル類が増加。
その結果、より効率的に成長に必要な栄養素を摂取することができます。
納豆には、骨の成長に必要なビタミンKも含まれていますが、身長を伸ばす際に必要なビタミンDの含有量は少し少なめ。
そこでおすすめなのが、ビタミンDを含んだ食品と合わせて納豆を摂取すること。
ビタミンDは、キクラゲやしいたけ、イワシや鮭、卵に含まれています。
しかし、それらの食材を加熱調理ぜずに納豆と組み合わせるのかが大変かも。
一番簡単なのは、卵かけご飯の納豆のせ。これを朝食にするだけでも、身長を伸ばす為に必要な栄養素をバランスよく摂取できます。
身長を伸ばすのに効果的な栄養素を豊富に含んでいる納豆を沢山食べればよいのでは?と考える人もいるかもしれません。
でも、納豆も食べ過ぎは良くないんです。
ちなみに1日6パック食べると過剰摂取になると考えられていますが、そこまで大量に食べる子供はいないでしょう。
納豆にはセレンという細胞の老化を予防する栄養素が含まれていますが、このセレンを過剰摂取することで、稀に嘔吐や肝機能への影響が出ます。
大丈夫だと思いますが、納豆も食べ過ぎには注意をしましょう。
子供の骨を伸ばす際に必要な栄養素は?
成長期の子供が成長するためには、骨を伸ばす際に必要な栄養素をしっかり摂取することが基本。
でも実際にどんな食べ物や栄養素を摂取するのがよいのか、分からない人もいると思います。
骨を伸ばす際に必要な原材料として使われる栄養素について解説します。
タンパク質(1日の摂取量の目安は、60mg)
骨の材料として、最も重要なのがタンパク質。
人間の体の骨や筋肉、血液や皮膚などの大部分がタンパク質でできており、特に成長期までの子供は、体を作らなければならないので、大人よりも大量に摂取する必要があります。
タンパク質を摂取することで、骨や筋肉などの器官ができるだけではなく、免疫力が高まる効果もあります。
タンパク質は体内に入ると、アミノ酸に分解され消化吸収されます。
動物性タンパク質だけではなく、植物性タンパク質も摂取する必要があり、多くの食材から様々なタンパク質を摂取することで効果が高まります。
タンパク質の吸収率を高める組み合わせは、
- タンパク質とビタミンC
- タンパク質と亜鉛
これらの栄養素を意識して摂取することで、タンパク質の吸収率を高めることが可能に。
吸収率の悪いタンパク質でも多くの食材を摂取することで、吸収率を高めることができますので、できるだけ多くの食品を食べさせるようにしましょう。
コラーゲン
タンパク質の一種であるコラーゲンは、身長に重要な影響を与える栄養素。
コラーゲンは骨や軟骨を構成するタンパク質の一種で、人体を構成するタンパク質の30%がコラーゲン。
コラーゲンはカルシウムが骨に定着するのを助けるだけではなく、骨の成長を促進する効果もあります。
コラーゲンの吸収率を高める組み合わせは、
- コラーゲンとビタミンC
コラーゲンはコラーゲンとして食べてもそのまま吸収されるわけではなく、体内でアミノ酸に分解されます。
その後コラーゲンとして再生成されるためには、ビタミンCが不可欠なので合わせて摂るようにしましょう。
ただ確実にコラーゲンに再合成されるわけではありませんので、吸収率を考えるとタンパク質を摂取する方が効果的です。
トリプトファン
アミノ酸の中でも、特に睡眠に関わっているのがトリプトファン。
トリプトファンは脳内神経伝達物質であるセロトニンを作り、睡眠ホルモンであるメラトニンが作られることで深くて質の高い睡眠を得るきっかけに。
深い睡眠状態であるほど、成長ホルモンがしっかり分泌されるようになるので、トリプトファンの摂取は非常に大切。
トリプトファンの吸収率を高める組み合わせは、
- トリプトファンとビタミンC
トリプトファンは、人体で生成できない必須アミノ酸なので意識して摂取する必要があります。
ビタミンCと合わせて摂取することで、トリプトファンからセロトニンの生成がスムーズに行われます。
カルシウム(1日の摂取量の目安は、1000mg)
カルシウムも骨や歯、血液の材料になる非常に大切な栄養素。
人体で吸収されたカルシウムの99%が骨や歯になり、残りの1%が血液を作るために使われます。
しかし血液を作るカルシウムが不足すると、骨や歯に含まれているカルシウムを溶かして使ってしまうので、骨が伸びる際の妨げに。
骨を作る際に不可欠なカルシウムは、実は日本人が不足しがちな栄養素。
人間が一番吸収しやすい状態が乳製品に含まれている乳酸カルシウムですが、牛乳を飲んだとしても吸収できるのは60%程度。
汗をかくと体外に排出されてしまうので、運動習慣のある子供は意識的に摂るようにしましょう。
カルシウムの吸収率を高める組み合わせは、
- カルシウムとビタミンDとビタミンK
カルシウムは、ビタミンDとビタミンKと一緒に摂取することで吸収率が高まります。
ビタミンDやビタミンKは脂溶性なので、炒めものなど油と一緒に取るとより効果的に吸収できます。
しかし、リン酸とカルシウムが結合すると体外にカルシウムが排出されてしまうので、カップ麺などの加工食品やスナック菓子などの食べ過ぎは要注意。
ビタミンD(1日の摂取量の目安は、3.5μg)
カルシウムの吸収率を最も高めてくれるのがビタミンD。
ビタミンDが欠乏すると「くる病」という骨格異常を招くことがあるということからも、重要性がわかると思います。
ビタミンDは食べ物から吸収する以外にも、日光に当たることで体内で生成することもできる栄養素。
だから、子供の外遊びは非常に大切だということを理解しましょう。
ビタミンDの吸収率を高める組み合わせは、
- ビタミンDとカルシウムとビタミンK
脂溶性ビタミンであるビタミンDは、油と一緒に摂ることで吸収率が高まり、日光を浴びると増える性質があります。
きのこなどのビタミンDが含まれている食べ物を買った際には、10分ほど日光の当たる場所に置くと含有量が増加します。
ビタミンK(1日の摂取量の目安は、7μg)
強い骨を作るために必要なのがビタミンK。
ビタミンDと同様にカルシウムの吸収率を高める効果があり、骨そのものを強くしたり、骨からカルシウムが流れ出るのを予防する効果も。
骨粗しょう症治療薬としても使われていますので、積極的に摂取したい栄養素。
ビタミンKには食べ物から吸収できるものと、体内で腸内細菌が作りだすものの2種類があります。
しかし抗生物質などの投薬が続くと、腸内細菌が減少し、体内で生成される量が減るので注意が必要です。
ビタミンKの吸収率を高める組み合わせは、
- ビタミンKとカルシウムとビタミンD
ビタミンDと同じ脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取することが基本。
炒めもの以外にもドレッシングとして使うのも良い方法です。前記したように病院で抗生物質を処方された際には、積極摂取を意識しましょう。
亜鉛(1日の摂取量の目安は、11mg)
成長ホルモンの生成や分泌時に非常に重要な役割があるのが亜鉛。
体の中では、本当に僅かな量しか必要ない亜鉛ですが、その亜鉛が不足すると成長ホルモンが上手く作用しなくなり、身長を伸ばすことができなくなります。
亜鉛には、アミノ酸の吸収率を高める効果もありますので、成長期の子供には積極的に食べさせたい栄養素。
亜鉛の吸収率を高める組み合わせは、
- 亜鉛とタンパク質
亜鉛は摂取量が少なくても、体では十分に機能します。
タンパク質の吸収率を高める為にも、亜鉛も意識的に摂取するようにしましょう。
カルシウム同様に加工食品に含まれるリン酸と結びつくと、体外に排出されてしまうので、インスタントラーメンやスナック菓子の食べ過ぎは要注意です。
子供の身長を伸ばすための思考習慣とは?
普段からどんなことを意識して物事を考えるようにすることが、ストレスから開放されやすいのか?
思考とストレスと身長の関係や気をつけるべき生活習慣を紹介します。
特に子供のストレスには、大人が気づかないことも多いので、出来る限り先回りして排除してあげることが大切。
ストレスもしっかり排除して、成長しやすい環境作りや生活習慣を身につけさせましょう。
ストレスが強いと子供の背が伸びなくなる?
身長が高い人に共通する考え方があるとすれば、「 くよくよせずに、あっけらかん」としている人が多いということかも。
人は性格や考え方がおおらかだと、大きく成長する可能性が高いんです。
その一番の理由は、ストレスを感じるとカルシウムを消費してしまうから。
人間はストレスを感じると、平静を装うために血液中のカルシウムイオンを消費してしまうんです。
イライラした時にはカルシウムを摂ると良いといいますが、あれは実は意味があること。
カルシウムイオンの消費は、激しい筋肉トレーニングと一緒ですので、意識的に回避したいものです。
ストレスを感じない、克服するために必要なことは、「 物事を前向きに考える思考回路」です。
考え方や性格は簡単に改善できませんよね?
でも少しでも意識したり、自分に言い聞かせるだけでも効果はあるので、先ずは前向きに考える癖をつけるようにしましょう。
- 終わったことはクヨクヨ考えない。
- 自分の力でどうにもならないことで悩み過ぎない。
- 1日1回で良いので、笑顔になる時間を作る。
- 自分で自分を褒めてあげる。
これらの中で、できることから今すぐ実行してください。ストレスから開放されれば、カルシウムの消費量が減り、成長ホルモンの分泌が増え、身長が伸びやすくなります。
気づかずに子供にストレスを与えていませんか?
子供に愛情を注ぐことは間違ったことではありませんが、親が子供の教育に一生懸命になればなるほど、子供を追い込んでしまう可能性が。
難しい話ですが、干渉しすぎずに、見守ってあげるということも大切です。
思春期の子供は、成長の過程で心身のバランスが乱れ、精神的にも不安定になりがち。
そんな時に親からあれこれ指図されたら、子供も何が良いのか?悩み考えてしまいます。それが無意識にストレスになってしまうんです。
その結果、成長を妨げる要因に。
しかもここ数年、子供のストレスはどんどん複雑化しています。
以前であれば近所の子供との関係だけだったものが、SNSの普及で親から見えない部分でどんどん関係が広がっています。
さらに、ストレスが内面化している傾向があるので、今まで以上に注意してあげないとダメなんです。
子供に必要なことは、家庭を子供が安心して過ごせる場所にすることと、家庭が楽しくリラックスできる場所にすること。
その為にも、過剰な干渉をするよりも子供が相談できるような環境や雰囲気を作ってあげることが大切です。
見守ってあげるというのは、非常に難しい話かもしれません。
子供に全てを任せるということではなく、子供の辛さや弱さを認めて受け止めて信じてあげること。
どんなことがあっても、いつもニコニコしている親なら、子供も信じてくれると思いませんか?
余裕力のある親と一緒に過ごすことで、子供も精神的に余裕を持てるようになりますし、前向きに考えることができる様になるはずです。
子供の成長の為にも、余裕力のあるところを見せてあげましょう。
子供の身長を伸ばすためのその他の習慣とは?
「 睡眠」・「 食事」・「 運動」・「 ストレス」と子供の成長に重要な要素をそれぞれ説明してきました。
この4つの要素以外にも、普段の生活で注意した方が良いことがありますので、その他の習慣ということで紹介します。
生活習慣を少し意識して変えるだけで、身長にとって良いサイクルになりますので、ぜひ実践しましょう。
歩く際の姿勢や座り方を意識的に変える
姿勢を良くして脊髄の歪みをとることが、身長を伸ばすことに繋がります。
その為にも、まずは姿勢を意識しましょう。猫背だと脊髄に余計な負担がかかり、椎間板や椎間にも歪みが生じます。
そして、内臓や血管が圧迫されることで血流も悪くなり、栄養分や酸素などの成長に必要な成分が全身の隅々まで行き渡らなくなります。
成長を阻害するだけではなく、見た目も実際よりも小さく見えるので良いことはありません。
歩くときも、座っている時も立っている時も、顎を少し引いてお腹を引っ込めた姿勢や、上から糸で引っ張られているようなイメージを持った姿勢にします。
普段の生活の中で、正座をする機会が減ってきましたが、正座よりもイスに座って生活する方が足が伸びることがわかっています。
昭和30年の男性の平均身長が163.4cmで座高が89cm、平成26年の平均身長は170.7cmで座高が92cmと身長の伸びに対し座高は少ししか伸びていません。
生活様式の変化で日本人のスタイルがよくなってきていますが、やはり普段の姿勢が悪ければ、見た目が悪化するので、良い姿勢を意識しましょう。
正しい姿勢を手に入れて、よりしっかり成長できるようにしましょう。
悪い姿勢は、身長の伸びを邪魔する
身長を伸ばす際に悪い姿勢、それは猫背のような前かがみの姿勢です。
前かがみの状態で普段から過ごしている事で、心臓や肺、血液やリンパの流れを悪化させるだけではなく、消化器系の臓器の働きを低下させる要因に。
食事による消化・吸収がうまく行われない、栄養素が全身にうまく運ばれない状態になると、たくさん食べても、その栄養素を体の成長に活用できません。
猫背を改善するだけで、身長が伸びたという人もいますし、大人になってから身長を伸ばす方法のひとつに姿勢の改善があります。
そういった面から考えても、子供のうちに悪い姿勢を改善しておくことが重要。
姿勢を良くすることが子供の身長を伸ばす!
実際にどんな姿勢が子供の身長を伸ばす際に良いのか?
モデルさんではありませんが、やはり背筋がピンと伸びていることは基本。人間の体の中心にある背骨。この傾きを適正な位置に保つことが大切です。
背骨は35個の腰椎が積み重なって、ゆるいS字カーブを描いています。
このS字カーブを理想の状態にすることが大切で、理想のS字カーブを保つという事は、起きている時だけではありません。
実は寝ている時にも、理想の寝姿勢と呼ばれるものがあるほどこの背骨の状態は重要。
背骨が前に傾きすぎると反り腰になり、逆に後ろに傾きすぎると猫背になります。
どちらの場合も、理想のS字カーブから離れてしまっているので、姿勢の改善が必要です。
姿勢の悪化は成長を妨げるだけではなく、腰痛や肩こり、慢性的な疲労感などの原因にも。
子供の姿勢の悪化は、視力の低下、学力の低下、体調不良の原因になることもありますので、ストレッチを行うことで、体のバランスを整えましょう。
また、普段から背伸びをする癖をつけて姿勢を良くする意識を持つのも良いと思います。
子供の身長を伸ばすには、快食快便が秘訣
子供の身長を伸ばすためには、食事が大事だということを何度も伝えていますが、食べたら出すという基本的なことがすごく大切。
食べるだけ食べて、便秘になってしまうと様々な問題が起こります。
一番の問題は、腸の中で悪玉菌が増え、残った便を腐敗させてアンモニアや有害物質、有毒ガスなどを発生させること。
その結果、体の免疫力が低下したり、肌荒れや細胞の活性を下げてしまい、体の成長を妨げる原因に。
快食快便のためには、野菜や果物などに含まれる食物繊維、乳酸菌や納豆などの腸内環境を改善させる効果のあるものを食べることが大切です。
野菜や果物には、食物繊維以外にも酵素が豊富に含まれています。酵素には消化力や吸収力を高める効果もあるので、摂取したい成分です。
お肉ばかり食べていると腸内環境が悪化し、悪玉菌優位の状態になってしまいます。
そうならないように注意しましょう。
腸内環境を善玉菌優位にすることが、体の健康的な成長にとって重要なこと。
毎日ちゃんと出なくても、同じ時間や食後にトイレに行くなど習慣化させることが大切。
快食快便のためにできることをどんどん取り入れて、体の中に余計なものを残さないようにしましょう。
【速報】NHK「所さん!大変ですよ」で身長サプリメントの特集が!
NHK総合の人気バラエティ番組「所さん!大変ですよ」2017年7月20日(木)放送分で、身長サプリメントをはじめとする子供向けのサプリメント特集が放送されました。放送タイトルは「なぜか女性に話題!?不思議なサプリメント」で、サプリメントの効果に疑いを持っている所ジョージさんの目の前に様々なサプリメントが登場。
まだまだ効果に疑問を持っている人が多い身長サプリメントの気になる効果とは?カラダアルファを飲ませている親御さんのインタビューもあります。
【追記】→番組の放送内容まとめ。
>>子供の身長を伸ばすには、普段の食事+サプリメントという考え方が大事!<<
小学生・中学生・高校生が普段の食事で摂取できない栄養素をしっかり配合!他のサプリメントとは摂取できる栄養素の量がぜんぜん違う!
